|
富山県 成政酒造へ行ってきました。
|
| 5月8・9日と私次男、信泰は酒処、北陸富山県の成政酒造に行ってまいりました。目的は富山県の新しい酒造好適米であります、「雄山錦」で醸したお酒です。雄山錦は父方に雄町、母方に美山錦を掛け合わせたもので、酒質的に米の旨みが良く出る酒米です。 |
|
|
JR高岡駅から、ワンマン電車JR城端線に乗ること45分。見渡す限り周りは田んぼです。そして、福光駅から車で15分。後ろは山で、その周りは植えたばかりの酒造好適米「五百万石」に囲まれたところに、成政酒造株式会社はあります。 成政酒造の名前の由来は戦国時代の越中大名「佐々成政」が山水を求めて山間をかけめぐり、槍の先でほったところからたちまち水が涌き出たとしてその水を仕込み水にしているところから来ています。美味い水と田んぼに囲まれた地形で銘酒“成政”は醸されていて、酒造りのための立地と言えました。 |
| 蔵見学をさせてもらい、その徹底した手作りの姿勢と完璧までにこだわった造りができる施設に思わず感動しました。まず麹室が大吟醸用とそれ以外用と二つに分かれていて、大吟醸に関しては全て舟で搾っています。また発酵用のタンクは大きいものを使わず、2000リットルクラスのものを使用しています。これ以上大きいと細かいモロミのチェックができないとのことです。タンクの置いてある冷蔵施設には今年の大吟醸が置いてあり、もう少し寝かせてから出荷とのことで、味にたいするこだわりも随所に見えました。 | ![]() |
![]() |
酒どころ北陸のお酒の特徴は能登杜氏を中心とするしっかりとしたお酒です。そして、酒蔵は地元の方をまず考え、愛される酒を醸します。そして県民の方は地酒だけを飲む。酒屋は地元の酒を販売し、その反響を蔵にフィードバックする。メーカー、小売、消費者のトライアングル関係が見事に出来上がっています。この状況の中から昔から酒質が高いのが納得できます。成政酒造も新たなトライアングル形態として「成政トラスト吟醸の会」があります。これは成政を愛する有志の方が企画し、特別に醸してもらう大頒布会もしくは全国的プライベートブランド商品を提供する会であります。 地元に愛されるべく真摯に造り、愛している方々が全国に発信する。こんな壮大な会はないでしょう。 もちろん、これは通常商品の質が高いのがこの会の発足に要因していたのは言うまでもありません。 |
| 今回の蔵訪問で感じたことは北陸の酒にたいする地元との関係の深さ、そして、成政酒造の造りのこだわりと飽くなき挑戦。昔からの伝統を土台とした、若人の考えを尊重する柔軟な姿勢。この蔵は今後、富山を代表とする酒蔵になるでしょう。そして升屋酒店は前面的に応援いたします。近日中に銘酒「成政」を取り扱いいたします。 |