第7回 ますや酒香の会−府中酒造へ行ってきました

秋風と陽気な青空が心地好い9月23日に茨城県の府中酒造に行って
まいりました。山内杜氏とお話して、その後は酒米「渡船」の先生
堀田先生が開いたお蕎麦やさんに行って参りました。

 第7回ますや酒香の会は初の蔵訪問を行いました。現在、蔵内は改造中のことで見学は出来ませんでしたが、常務兼杜氏の山内さんと初の杜氏のお話を伺いました。
 山内杜氏によると初の造りは成功もあり失敗もあり、それを認識できた年であったようです。その負の部分を補う為に、今回の工事を行い小人数で細かい造りを出来るようにする為のものです。

  山内杜氏曰く「日本酒は造りにおいて全て結果が勝負で、料理のように途中で甘いから塩を足すとか辛いから砂糖をいれることが出来ない、とても難しいもの。」と感想を述べられまた、「ワインは農業で日本酒は工業であり、ワインはその美味さの成功はそのブドウ造りにほとんどが集約され、日本酒はお米から多くの工程から出来あがると。しかし、工業といっても、同じ商品を大量につくるという意味ではなく、農業と区別しての意味であると。」私が考えるに工業ということばは語弊をもたれる可能性があるので、「工芸」のほうがふさわしいように思えます。そして「お酒造りは手を加えれば加えるほど、味の差はでてくると、これだけの過程を経てできるアルコール飲料はない!」とおっしゃり、その造りに対するこだわりとお酒にたいする愛着は、商品を扱う者にとっては安心感と信頼感を感じました。

 府中酒造を訪問し、次は酒米「渡船」の栽培の先生の堀田先生が開店したお蕎麦やさん「しげふじ」に食事にいきました。このお店は渡船の田んぼに囲まれて、雄大な自然を見ながら食事ができます。メインは豆腐とお蕎麦。豆腐の大豆、そば、お酒と全て、地元八郷町で栽培されたものを使用しています。お酒はもちろん「渡舟」だけです。
 渡舟の大吟醸を飲みながら、まず、豆腐をいただきました。味がのっていて美味い!醤油はほんの少しだけかければ十分です。この豆腐は当日作ったかぎりで終了の鮮度は抜群です。そばは挽きたてを使い地下水を使って打っています。こしがあってとても上品な仕上がりです。天婦羅も地元の野菜をその味を生かし、ころもも少なめで美味さがひきだされています。その他にオススメは揚げそばがきとそばシャーベットもイケマス。というよりもメニューはこれらでほとんどですね。
 まさに幸せになれるお蕎麦やさん。絶対にオススメのお店なので行ってみてください。田んぼの中にあるにもかかわらず、人気のあるお店なので行かれる場合は予約していくと良いでしょう。

とうふ そば処「しげふじ」
茨城県新治郡八郷町太田1707−2
ъ擢AX 0299−44−3206
定休日 毎週月曜日

 おなかも満たされたところで、食後の運動がてら、渡船の稲を見に行きました。お米に詳しい方なら、わかるかと思いますが、酒米「渡船」は「雄町」に似ています。というよりも「雄町」が九州から船で送られてきたので「渡船」という名称になりました。ですから系統は「雄町」となります。
 今年の出来はいいようです。杜氏曰く、しっかり育てた稲は簡単に倒伏はしなく、みっしりと実をつけると、そして、あとはフェーン現象などの特例な気象状態がなければ心配ないそうです。今からもう来年のお酒が楽しみですね。